高齢化が進む中、介護業界では人材不足が大きな問題になっています。確かに離職者が多い業界であることは間違いではないのですが、今後も高齢者が増え続ける中でこの人材不足の問題はさらに大きなものとなっていくことでしょう。介護職の退職理由は様々ですが、やはり一番多いのは人間関係ではないでしょうか。この問題は何も介護業界だけの問題ではありません。他業種でも大いにあり得る退職理由の1つです。そして、次に多いのは仕事への不満などになります。

人間関係でも仕事への不満でも、仕事を辞めたいと思うことは誰しも一度は経験することです。ここで大切なのは、もう一度自分を見つめ直すということではないでしょうか。同僚や先輩との関係がうまくいっていないならば、どうしてうまくいかないのだろうか、またどうすれば改善できるのだろうかと、自分なりに考えることも必要です。仕事への不満も同じで、もっと責任ある仕事を任されたいとか、スキルを身に付けたいとか、そういう気持ちならばやはり努力も必要でしょう。どんな理由でも自分なりにとことん考えた上での判断ならば何も問題はありません。同業種に転職するという方法も1つの手です。しかし、次の転職先や退職後の方向性などをしっかりと計画することは必要になります。一番避けたいのは、そのときの気分で思い切って退職してしまうということです。まずは冷静になって自分自身を見つめ直してみなければいけません。