介護の仕事は人材不足で忙しいため、退職することを言い出しにくい場合があるでしょう。しかし、介護職を辞めると決めたら、できるだけ早めに会社に伝えることが円満退職のポイントです。でも、円満退職するにはどのような退職理由を伝えればいいの？と悩んでいる人もいるでしょう。介護職は辞めるときに会社側から引きとめられるケースがとくに多いです。円満退職のためには、会社や上司に納得してもらえる理由を伝えることが重要なポイントです。会社や上司に納得してもらうには、転職の場合、キャリアアップのための理由があります。また、持病の悪化などの健康上の理由で業務に支障をきたす場合も、納得してもらいやすいでしょう。そのときに医師の診断書があればなお良いですね。既婚者であれば、家庭の事情や夫の会社の都合、親族のすすめなどの理由が適しています。

注意したいのが、職場に不満があるときの退職理由です。正直に伝える方法もありますが、しこりを残すことになれば円満退職にはならないでしょう。不満が理由の退職理由は、配置換えやシフト変更などの改善策を会社側から提示されることがあります。それに応じてしまい結局は辞められないということにもなりかねませんので、なるべくなら不満を理由にするのは避けるのが賢明です。また、円満退職のために忘れてはならないポイントが担当していた業務の引継ぎです。引継ぎ内容を1つのノートにまとめて退職する会社に残していくことで、業務に支障をきたすこともありません。また、スムーズに円満退職するには、勤務先に返すものや、受け取るものなど抜かりのないようにしておくこともポイントの1つです。